AIアプリ高速開発シリーズ 第4回「AIえほん図書館」

2025-02-03
岩元 美紗記
#
#
#

はじめに

こんにちは、岩元です。

今回は生成AIを利用した研究開発のため作成した、「AIえほん図書館」というWebアプリケーションについて共有します。

スクリーンショット

アプリ制作の目的

1.AIツールを使用した開発を試してみる

2.いろいろなAIツールに触れる

開発者のバックグラウンド

  • 日常的にChatGPTなどのAIを質問のために使用
  • 生成AI APIの使用経験なし
  • VSCodeをメインのエディタとして使用
  • Cursorを活用した開発は初めての経験

なぜえほん作成アプリを選んだのか

子育てをしている中で、「同じ絵本ばかりだと子供も親も飽きてしまう。

でも物を増やしたくはないし、頻繁に絵本を買うのも大変」という気持ちがありました。

今回AIを利用して作りたいサービスを考えたとき、AIで簡単にオリジナル絵本が作れるアプリケーションがあったら面白いなと思いました。

使用技術

  • bolt
  • Cursor(開発用IDE、コード生成のComposer機能をメインに活用)
  • Firebase(Googleログインの認証機能)
  • Gemini API(ストーリー用生成AI)
  • DALL-E 3(イラスト生成AI)

アプリケーションの概要

AIえほん図書館の主な機能:

  1. 対象年齢、主人公、テーマを選択
  2. 生成ボタンを押すとストーリーが作成される
  3. ストーリーに合わせたイラストが作成される

開発プロセスと良かった点

Cursor Composer

composer機能をしっかりと活用したのはこれが初めてでしたが、とても有効な機能でした。

主な利点 :

  • 手作業での作業時間を削減し、開発プロセスを効率化
  • コンポーネント分割も適切に行なってくれる
  • Composerに指示を出すだけで、複数のコンポーネントやページを一括で修正してくれる

DALL-E 3

えほんのイラストに適した画像を出力してくれました。

主な利点:

  • 複雑な指示にも対応可能
  • 高いカスタマイズ性
  • 高画質

直面した課題

イラストの精度が課題でした。

4つのシーンに分けてストーリーを生成し、シーンごとのストーリーからイラストを生成していましたが、各シーンごとにイラストのテイストや主人公が若干異なっていたり、そのシーンとは関係性のないイラストが生成されてしまったりしました。

プロンプトの調整や、使用技術の変更を試して対応しました。

まとめ

これまでコードを手書きで書いてきましたが、今回AIツールを使用して、こんなにも簡単かつ短時間でアプリケーションを作成できることにとても驚きました。

今後も様々なAIツールを試し、さらなるAIツール活用の可能性を探っていきたいと思います。

株式会社Grandreamでは、フルリモートであなたのスキルを活かし、活躍できるエンジニアを募集しております。 詳しくは採用ページをご確認いただき、お気軽にお問い合わせください。

株式会社グランドリームでは、AWSを駆使した開発からUI/UXデザインまで、Webアプリケーションに関するすべての要望に応えます。
まずは一度お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら