AWS最新情報の抜粋と所感 - 2024年10月31日~2024年11月13日

2024-11-14
山下 徳光
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2024年10月31日から2024年11月13日までのAWSの最新情報の中で、気になった記事を抜粋してコメントしています。

AWSの最新情報


Amazon EventBridge がイベントバスのエンドツーエンドのレイテンシーを最大 94% 改善したことを発表 - AWS

Amazon EventBridgeのイベント伝送速度が2235.23msから129.33msまで最大94%の速度改善を達成したそうです。これまでEventBridgeの伝送速度を気にするようなユースケースはありませんでしたが、速度が改善されたことは純粋にありがたいですね。

AWS AppSync が新しいサーバーレス WebSocket API をリリースし、あらゆる規模のリアルタイムのウェブおよびモバイル体験を強化 - AWS

AWS AppSyncでシンプルなPub/Subを利用できる新機能「AppSync Events」が発表されました。AppSyncのGraphQLを使用したSubscriptionでもPub/Subは実現可能でしたが、データに紐づかないPub/Subを実現するには工夫が必要でした。AppSync Eventsを利用することで、よりシンプルなPub/Subが実現できそうですね。

AWS Lambda が AWS Fault Injection Service  アクションのサポートを開始 - AWS

AWSの特定サービスに擬似的な障害を発生させるFault Injection Serviceの対象にLambdaが追加されました。これにより、非機能要件の試験がしやすくなりますね。

AWS が生成 AI 向けに Amazon Redshift と Amazon Bedrock の統合を発表 - AWS

RedshiftのクエリからBedrockにアクセスできるようになりました。この機能により、Redshiftに保存されたデータに対してBedrockで分析処理を実行することが可能です。QuickSightからの分析などでも有用ですね。余談ですが、GCPでは先行してCloudSQLからVertex AIを呼び出す機能が実装されていました。

https://cloud.google.com/sql/docs/postgres/invoke-online-predictions?hl=ja

Amazon Redshift の自動コピーの一般提供のお知らせ - AWS

S3からRedshiftへの転送がマネージドになりました。これにより、転送用のデータパイプラインを構築する手間が省けますね。

Amazon Aurora がオペレーティングシステムのアップグレードに対するローリングアップグレードをサポート - AWS

AuroraのOSアップグレード時にローリングアップグレードが適用されるようになり、ダウンタイムが少なくなりました。システム運用でサービス停止を伴うメンテナンスは深夜対応が求められることが多いですが、ダウンタイムが少なくなることで日中の実行も視野に入れられそうですね。

Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database の一般公開を開始 - AWS

Auroraの新サービス「Aurora PostgreSQL Limitless Database」がGAとなりました。高トラフィックのアプリケーションで課題になりがちな書き込み処理もスケーリング可能です。これまで同様の要件にはTiDBやGoogle Spannerなどが検討されていましたが、AWS内で対応できるようになったのは喜ばしいですね。

Anthropic の Claude 3.5 Haiku モデルが Amazon Bedrock で利用可能に - AWS

BedrockからClaude 3.5 Haikuが選べるようになりました。各社の対応が早いですね。

Amazon MSK が Amazon Bedrock を使用したベクトル埋め込み生成のサポートを開始 - AWS

Apache KafkaのマネージドサービスであるMSKがBedrockを使用してリアルタイムにベクトル埋め込みを生成できるようになりました。生成されたベクトルをOpenSearchでインデックスすることで、リアルタイムAIアプリケーションの構築が可能になります。MSKと同様のサービスであるKinesisでも対応可能か気になるところです。

Amazon CloudFront は AWS WAF によってブロックされたリクエストに対して課金しなくなりました - AWS

WAFでブロックされたリクエストに対して課金されなくなったことで、DDoSなどの攻撃で不正にAWSの請求金額が上がるリスクが軽減されそうですね。

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